大阪府豊中・吹田両市にまたがる千里ニュータウンには人間以外の住人がいたらしい。「ほんまかいな」というネタを盛り込み、巨大な新住宅群を舞台にした創作落語の発表会が11日、豊中市の市立伝統芸能館であった。
創作落語「千里狸(せんりだぬき)」は、1962年の千里ニュータウンのまちびらきから始まる。開発によって千里の山から追い出されたタヌキの親子が、人間に化けてニュータウンで暮らす話だ。
タヌキの親子は高倍率の抽選を勝ち抜き、暮らし始める。人気を呼ぶニュータウンは入居者が増え続け、子ダヌキが通う小学校には1日5人も転校生が来るほどだ。
正体がばれることにおびえて…